キャンプやアウトドアなど、屋外で料理を調理する際に大変便利なアイテムとして知られているダッチオーブン!
そんなダッチオーブンは一体どれがおすすめなのか知りたい人も多いと思います。
この記事では、安くてコスパも良く、キャンプ初心者にもおすすめのサイズのダッチオーブンを、厳選して15個ご紹介していきます!
目次
ダッチオーブンとはどんな鍋?
ダッチオーブンのおすすめの選び方3ステップ
おすすめのダッチオーブン15選
ダッチオーブンで調理するおすすめのレシピ
まとめ
ダッチオーブンとはどんな鍋?
そもそもダッチオーブンとは、幅広い料理を焼いたり炒めたり、煮たり蒸したり、揚げたりなど、何でも万能に対応できる鍋として名高いです。
使われる用途としては、キャンプなどのアウトドアの場が多く、料理のバリエーションが広がるので、キャンプやアウトドア好きな人にはもはや必需品のアイテムとなっています。
また、ダッチオーブンはフタの上に炭火をのせて調理する方法もあるので、上下の加熱で中までじっくり火が通って食材の旨味を逃さずに調理してくれる、絶好の鍋なのです。
しかし、そんなダッチオーブンは実に多くのメーカーから販売されているので、種類が多すぎて「一体どんな選び方がおすすめなのかわからない…」という方も多いと思います。
では、ダッチオーブンのおすすめの選び方について、解説します。
ダッチオーブンのおすすめの選び方3ステップ
ダッチオーブンのおすすめの選び方としては、以下の3つのステップを踏むことが重要です。
①まずは素材をチェックする
おすすめのダッチオーブンを選ぶ際に、まず最初に確かめておきたいのが、素材です。
素材は、基本的には以下の4つの項目に分類されます。
鋳鉄製
ダッチオーブンの素材として主流となっているのが、この鋳鉄製です。
鋳鉄製は、高温で溶かした鋳鉄を鍋状の型に流し込んで作られたモノで、他素材に比べて厚く重量があり、蓄熱性と保温性に優れているのが特徴です。
食材をムラなく加熱できるの他、素材から出る水分を利用した無水の調理も可能なのが強みです。
そのため、旨味が凝縮した美味しい料理が仕上がるのです。
ただし、鋳鉄製のダッチオーブンは、シーズニングという慣らし作業が必要です。製品の多くは出荷時にサビ防止用のワックスなどが塗られているため、使用前に落として表面を油でコーティングします。
少しでも手間を減らしたい方はシーズニング不要のモデルがおすすめです。
また、鋳鉄製のデメリットとしては、サビやすく洗剤が使えないので、毎回メンテナンスが欠かせないものの、アウトドアの醍醐味として愛好家からは人気を誇っています。
しっかりメンテナンスすることで長持ちし、ブラックポットと呼ばれる黒く光るダッチオーブンへと育つのです。育てる楽しみがあるのも鋳鉄製ならではのメリットなのです。
黒皮鉄板製
黒皮鉄板製のダッチオーブンは、製造工程中に鉄を約1200℃の高温で加熱した際に作られた、黒皮と呼ばれる酸化皮膜に守られているのが大きな特徴です。
酸化皮膜は表面が酸化して生成されているため、洗剤や金タワシでゴシゴシ洗っても劣化しにくいことが魅力です。
赤サビが発生しにくいメリットもありますが、酸化皮膜で保護されているとはいえ完全にはサビを防げないのでメンテナンスは必須にはなってしまいます。
使用後は洗ってこまめに乾かし、油を塗りましょう。また、使い始めはサビ止め用のワックスが塗られているため、シーズニングも必要になります。
1枚の鉄板をプレス成型して作られており、衝撃や急な温度変化に強いタフさを備えているのも黒皮鉄板製のも強みで、業務用の中華鍋やフライパンなどにも使用されている素材で、油なじみがよく熱伝導率が高いのも、この素材の特徴です。
ステンレス製
鋳鉄製や黒皮鉄板製に比べて扱いやすいのが、このステンレス製のダッチオーブンです。
使用前のシーズニングや調理後に油をなじませたりなど、特別なメンテナンスが必要ないことも魅力的で、食器用洗剤で洗うだけとお手入れが簡単なので、手間を省きたい方やキャンプ・アウトドア初心者におすすめです。
また、ステンレスはサビに強いのが特徴で、余った料理を保存容器や皿に移し替える必要がなく、料理を入れたまま保管でき、そのまま再加熱することもできます。
家庭用のガスコンロやIHヒーター、電気プレートといった熱源に対応しているモデルが多いため、自宅でもダッチオーブン料理を楽しめるのがメリットです。
その他の素材
ダッチオーブンの素材は、鋳鉄製や黒皮鉄板の他にも、ダクタイル鋳鉄製やアルミ製などがあります。
ダクタイル鋳鉄製は「強靭な」という意味の名の通り、衝撃やヒートショックに強いのが特徴です。
また、薄さと軽量化を実現しつつ、鉄器ならではの保温性と蓄熱性を備えているので、食材の芯までしっかり火が通ります。
アルミ製は軽量で持ち運びやすいのがメリットなので、ソロキャンプなど、なるべく荷物を減らしたい場面で活躍するのです。
②キャンプ用か家庭用か、使用用途を考える
おすすめのダッチオーブンを選ぶ際には、続いてキャンプ用なのか家庭用なのかの、使用用途を考える必要があります。
なぜなら、ダッチオーブンはタイプによって、アウトドアのみで使用できるもの、家庭のコンロやIHでも使用可能なものがあるからです。
キャンプなどのアウトドアで使用するなら、鍋の上に炭をのせやすいようにフタに枠が着いているタイプのダッチオーブンがおすすめです。
ダッチオーブンは炭火で鍋の上下から加熱できることが最大のメリットなので、キャンプやアウトドアの活動で大きく活躍できそうですね。
また、家庭用で使用するなら、なべ底に脚がないフラットなタイプのダッチオーブンがおすすめです。
IHで使用する際なども、ダッチオーブンは重量があるので、使用用はしっかり考慮が必要なのです。
③サイズが問題ないか確認する
最後に、サイズが問題ないか確認する必要があります。
ダッチオーブンのサイズの基準としては、4人で10インチを目安にサイズ選びを行うのがベストです。
サイズもダッチオーブンを選ぶときの重要なポイントとなるので、大き過ぎても小さ過ぎても使い勝手が悪くなってしまい、ダッチオーブンの良さを生かしきれません。
特に最初の1台はサイズ選びを慎重に行いましょう。
一般的に使い勝手が最も良いとされる10インチのサイズのダッチオーブンは、4人家族にピッタリの大きさです。
4人家族以上の人数規模で使用する場合は12インチ程度がおすすめです。12インチもあれば、上火を使うオーブン調理も焦げ付かせる心配もなく、手軽に楽しめるでしょう。
14インチ以上は6人以上向けで、ソロキャンプであれば6インチ程度のサイズが使いやすいでしょう。
また、調理の内容によっても選ぶべきサイズも変わります。例えば、鶏を1羽まるごと調理するなら12インチのサイズのダッチオーブンが必要ですし、ご家庭のキッチンコンロに乗せて使う場合には10インチのサイズがおすすめです。
使用する人数や調理の内容に合わせて最適なサイズのダッチオーブンを選ぶようにしましょう。
おすすめのダッチオーブン15選
ダッチオーブンのおすすめを、15個厳選して紹介していきます。
①コールマンジャパンのダッチオーブンSF
サイズ 直径25㎝×高さ13㎝
重量 6㎏
素材 鋳鉄,他
植物オイルでコーティングされているので、開封後すぐに調理がはじめられるのが特徴です。
屋外はもちろん、ご自宅のキッチンで使用可能なので、4人家族にちょうどいい10インチで、使い勝手も良好です。
アウトドア・家庭内両方に対応しているダッチオーブンをお求めの人におすすめ。使用前の準備に時間をかけたくない場合にも便利です。
②カワセのBUNDOKダッチオーブン
サイズ 直径25.5㎝×高さ14㎝
重量 5㎏
素材 本体,フタ,リッドリフター)鋳鉄,(つる)スチール
焼いたり蒸したり、炒めたり揚げたりと、さまざまな調理ができる利便性に優れた製品。リッドリフターつきで、熱々のフタも容易に持ち上げられるので、より扱いやすいでしょう。
いろいろな料理を作りたい人に適しています。
③CAPTAIN STAGのダッチオーブン
サイズ 直径18㎝×高さ10㎝
重量 2㎏
素材 (本体,フタ)鉄鋳物(表面加工:油焼き=焼付塗装),(つる)ステンレス鋼
おき火・焚火による本格的なアウトドアクッキングを楽しめるのが魅力で、煮たり蒸したりするだけでなく、フタを用いて焼く・スモークすることも可能です。
IHに対応しているため、ご自宅で使いやすい点も見逃せません。
アウトドアシーンで煮物・蒸し物以外も作りたい人におすすめです。ソロキャンプをされる人にもうってつけです。
④山谷産業のライトステンレス ダッチオーブン
サイズ 直径25.5㎝×高さ15㎝
重量 4㎏
素材 鋳鉄,他
鋳鉄製のダッチオーブンよりも3割程度軽く、さびにくいのが特徴です。鏡面磨きで汚れが落ちやすいところも見逃せないポイント。アルミが中央に挟まれているため熱伝導性に優れており、しっかり加熱できるでしょう。
扱いやすくてお手入れ簡単なダッチオーブンをお探しの人におすすめです。
⑤コールマンジャパンのダッチオーブンSF
サイズ 直径25㎝×高さ13㎝
重量 6㎏
素材 (本体)ステンレス三層鋼(SUS304+アルミ+SUS430),(フタ)SUS430,(ツル,ツル金具)SUS430
鋳鉄製のダッチオーブンよりも3割程度軽く、さびにくいのが特徴です。
鏡面磨きで汚れが落ちやすいところも見逃せないポイントになります。アルミが中央に挟まれているため熱伝導性に優れており、しっかり加熱できるでしょう。
扱いやすくてお手入れ簡単なダッチオーブンをお探しの人におすすめです。
⑥新富士バーナーのSOTO ステンレスダッチオーブン
サイズ 直径25.9㎝×高さ11.5㎝
重量 5㎏
素材 ステンレス
さび防止用油によるお手入れがいらないので、料理に油が浮かず、ご飯や汁物をおいしくいただけます。
オールステンレス製でシーズニングが不要なので、楽に使いやすいでしょう。料理が残ったときは、そのまま保管したり温めなおしたりできるのも特徴です。
とにかく手軽に、おいしい料理を楽しみたい方は要チェックです。
⑦キャプテンスタッグのココット
サイズ 直径13㎝×高さ70㎝
重量 1㎏
素材 (本体,フタ)鉄鋳物,(つまみ)ステンレス鋼
鋳物製で均一に熱が伝わりやすく、オーブン料理に活躍するココット鍋。シーズニング不要で、洗剤で洗い植物油を塗るだけで、調理を開始できるのがうれしいですし、10cmと小さめサイズなのでプリンの型としても使え、日常生活のお菓子作りでも重宝するでしょう。
オーブンを用いた料理や、お菓子を作りが好きな人にぴったり。キャンプなどのアウトドアシーンで使うのもよさそうですね。
⑧Overmontのダブル ダッチオーブン
サイズ 直径26㎝×高さ12㎝
重量 6㎏
素材 鋳鉄
脚がついていないので、ガスやIHはもちろん、オーブンなど屋内・屋外を問わず使えます。
鍋つかみが付属されており、購入してすぐに使いやすいでしょう。ECサイトの口コミでは、フタがフライパンとして使えて便利との声も見受けられました。
アウトドアシーンとご自宅の家庭用キッチン、どちらでも使えるタイプをお探しの人におすすめです。
⑨UNIFLAMEのダッチオーブン 6インチスーパーディープ
サイズ 直径15㎝×高さ7.7㎝
重量 2㎏
素材 (本体,フタ)黒皮鉄板3.2mm厚(クリアラッカー焼付塗装),(ツル,底網)ステンレス鋼
錆びにくいうえに、熱伝導性に優れた黒皮鉄板製で取り扱いが簡単なのがメリットです。万が一落としてしまっても割れにくく、急な加熱や冷却に強いのもうれしいところ。ご家庭のガスコンロやIHに対応しており、日常生活の料理にも使いやすいでしょう。
アウトドア初心者さんにぴったりです。アウトドアシーンに合うよう、タフな製品をお求めの人にもおすすめですよ。
⑩CAPTAIN STAGの角型ダッチオーブン
サイズ 直径27㎝×高さ12㎝
重量 4㎏
素材 (本体,フタ)鉄鋳物(表面加工:油焼き=焼付塗装),(つる)ステンレス鋼
魚などの調理に適している角形タイプです。フタの裏面についた凹凸が余分な脂肪を落としてくれるため、焼肉グリルとして使用できます。
IHをはじめ、さまざまな家庭用加熱器具に対応しており、ご家庭でもアウトドアシーンでも使えます。
魚の調理や焼肉に使いたいとお考えの人は要チェックです。
⑪PETROMAXのダッチオーブン
サイズ 直径18㎝×高さ11.5㎝
重量 3㎏
素材 キャストアイアン(鋳鉄)
メーカー定番のダッチオーブンの極小タイプです。高品質の鋳鉄製だからゆっくり加熱でき、食材本来のうまみを引き出せるのがメリット。ECサイトの口コミによると、見た目がかっこいい・所有欲を満たしてくれるとの声もありました。
1人用の調理に使いたい人や、ソロキャンプを楽しみたい人に適しているでしょう。
⑫ロゴスのSLダッチオーブン
サイズ 直径32.5㎝×高さ16.5㎝
重量 11㎏
素材 鋳鉄,ポリエステル
シーズニング不要ですぐに使える便利なタイプ。アウトドアでの焚き火調理はもちろん、勝てようガスコンロやIHクッキングヒーターでも使用できます。
⑬SOTO(新富士バーナー)のステンレスダッチオーブン
サイズ 直径41.5㎝×高さ16.5㎝
重量 7㎏
素材 ステンレス
ダッチオーブンの中で、もっとも扱いやすいステンレス製。シーズニングや使用後のお手入れ不要で、洗剤洗いも可能。手間をかけたくない方におすすめです。
⑭スノーピークの和鉄ダッチオーブン26
サイズ 直径25㎝×高さ13㎝
重量 7.6㎏
素材 ダクタイル鋳鉄
燕三条地区の鋳物成型技術を採用した、薄くて丈夫なダクタイル鋳鉄のダッチオーブン。軽いので取扱いもラク、足無しタイプなのでIH利用も可能です。スキレット(フライパンのようなもの)付なので、組合せ次第で料理の幅もぐんと広がります。
⑮ユニフレームのダッチオーブンスーパーディープ
サイズ 直径30.5㎝×高さ13㎝
重量 8.8㎏
素材 黒皮鉄板
黒皮鉄板製のダッチオーブン。洗剤・金たわしで洗えるほか、鋳鉄製よりもサビにくいのが特徴です。シーズニングは必要ですが、普段は洗剤で洗って乾かした後、油を塗るだけのお手入れでOKです。
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ダッチオーブンで調理するおすすめのレシピ
ダッチオーブンで調理するレシピは、以下がおすすめです。
①ローストチキン・ローストビーフ
キャンプ・アウトドア初心者は、ローストチキンやローストビーフがおすすめです。
下処理をして焼き目をつけた鶏肉と、たっぷりの旬の野菜を一緒に入れて加熱するローストチキンは、ダッチオーブンを使ったアウトドアの定番レシピです。
手間をかけずにギュッと旨味が詰まったジューシーな味わいを堪能できる肉料理は、ダッチオーブンを購入したらぜひチャレンジしてみてください。
②カレーやシチューなどの煮込み料理
カレーやシチューなどの煮込み料理も、キャンプ等アウトドアで大変おすすめのレシピです。
アウトドアのメニューの定番料理でもあるカレーも、ダッチオーブンで作れば一味違った豪華な味になります。
ダッチオーブンは無水調理にも適したアイテムですので、圧力鍋に近い感覚で調理が可能なのも特徴です。
豚の角煮やビーフシチューなど、いろいろな煮込み料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
③パンやピザ
パンやピザの生地を用意して料理し、ワンランク上のキャンプを楽しむことだってできます。
前日に仕込んでおいたパン生地を翌朝ダッチオーブンで焼き上げれば、朝食に焼き立てパンも食べられます。
家庭で作る時とはまた違った香ばしさやふんわり感が楽しめるので、パン好きにはぜひ挑戦してほしい1品です。
④燻製料理
網とアルミホイル、そして燻製用のチップを用意すれば燻製のレシピも作れます。
重くて手入れが面倒というイメージの強いダッチオーブンですが、1つあれば大きな燻製鍋を持っていく必要もありません。
一通りダッチオーブンのレシピを制覇したら、燻製にもぜひチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
この記事では、おすすめのダッチオーブンについて、どこよりも詳しく徹底解説しました。
ダッチオーブンおすすめ21選を参考に、コスパが良くてキャンプ初心者の方でも使いやすいサイズのダッチオーブンを選ぶ方法がわかりました。
目的に合ったダッチオーブンを選んで、最高の料理を味わいましょう!